学習塾経営前
早稲田大学政治経済学部を卒業後、監査法人トーマツに入社。コンサルティングディビジョン・トーマツコンサルティング(現デロイト トーマツ コンサルティング合同会社)に所属し多くの会社の業務改善をお手伝いして参りました。
担当させていただいたお客様の中には大手学習塾も複数含まれており、その社長様からもご相談を受ける機会があったのです。
私は経営アドバイザーとしての立場だったので今思えば当然のことなのですが、お会いした社長さん達の関心は例外なく「どう儲けるか」の話ばかりでした。
まだ若かった私は、仕事と割り切らねばと思いつつも、「わが国の教育の一端を担う学習塾業界の経営者達がこれでいいのか…」という割り切れない思いを募らせて行くこととなったのです。
学習塾を設立して
一念発起した私は、個別指導塾を設立。理想の教務、結果の出る塾を目指し、学習塾経営者としての一歩を踏み出しました。
塾は立ち上げ当初から「成績の上がる塾」との評判を頂き、生徒数がうなぎ登りに増加。ピーク時は生徒数150余名、個別指導講師数27名の規模に達しました。
順風満帆でした。
いつしか教務指導の現場を離れた私は、組織の運営や経営にばかりに気をもむようになり、生徒一人ひとりの存在を忘れかけている自分に気づきました。かつて自身が嫌悪感を持って眺めていた「社長さん達」
それと変わらない自分の姿に愕然としたのです。
そして現在へ
違和感が「思い」へと高まれば、あとは行動あるのみです。
私は経営を当時の右腕だった社員にお任せし、新天地を求めて新しい拠点を茨城県のつくば市に築きました。
つくば市でいくつかの学習塾の運営改善のお手伝いをさせていただいた後、縁あっていくがくゼミナール設立の運びとなりました。
2008年のことです。そして現在に至っております。
つくば市在住 妻・子2人
(2021年1月追記)
愚息2名はともに谷田部東中より竹園高に進学。
長男は同高卒業後筑波大学理工学群に進学。文化祭実行委と弓道部部長の大任をこなしながら充実した大学生活を送り、現在は同大大学院博士課程にて応用理工学学位の取得に向け研究の日々を送っています。
次男は竹園高にて3年間の平均評定5.0、席次1位を達成したのち父親と同じ早稲田大学政治経済学部に進学。現在は水戸育英会学生寮(通称:水戸塾)にて「塾長(寮長)」を拝命。同郷の優秀な学生の皆さんと共にコロナ禍の厳しい環境下粛々と学に勤しんでおります。